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第46回学芸書道全国展審査報告特設ページ

第46回学芸書道全国展作品集発行に寄せて

全国的に第7波のコロナウィルスが収まってはいない状況のなか、今回も多くのご参加をいただきましたことに、会の責任者として厚く御礼を申し上げます。
東京都美術館に会場を移して2年目となり、昨年のこの会場にご参加された皆様の声は、出品した子供達はもとより、保護者の皆様、ご指導に当たられた学校の先生方、書塾の先生方からも展示の仕方も含め会場の立派さにお褒めの言葉をいただき、関係の部署と安堵したのを覚えております。やはり、作品の素晴らしさはもちろんですが、展示会場の立派さもとても大切だと痛感した次第です。
くわえて、昨年より最高賞に文科大臣賞をいただき本年も高等学校部門から選出することができました。
また、会場にて併催されております学芸大学の卒業生、修了生による第41回硯心会書展も開催されておりますので併せてご覧ください。

東京学芸大学書道科同窓会 硯心会会長、東京学芸大学名誉教授
長野 秀章


第46回展審査報告

学芸書道展は、昨年度より東京学芸大学芸術館から芸術の発信地・上野の東京都美術館に会場を移し、審査員展に位置づけられる硯心会書展と同時開催することになりました。書の教育という視点から、出品者と審査員の相互交流を図り、書の伝統と文化の発展に寄与することを企図しております。
新型コロナウイルス感染症が拡大する中で、第46回展には、全国の144団体(13団体増)から9126点(158点減)の出品がありました。指導者の先生方には心から感謝いたしますとともに、その指導に答えて、すばらしい作品を出品されました児童・生徒の皆さんに心から敬意を表します。
第46回展の審査は、7月24日(日)に、東京都美術館の審査室にて開催されました。硯心会会員と出品団体の代表の先生方、併せて約30名の出席を得て厳正に行われました。第一次審査と第二次審査を投票により行い、各賞を合議により決定しました。文部科学大臣賞1点、東京学芸大学学長賞10点、東京都教育委員会賞3点、硯心会会長賞11点、東京新聞賞3点、全日本書写書道教育研究会賞18点、東京都小学校書写研究会賞3点のほか、硯心会理事長賞、硯心会奨励賞、特選、秀作、佳作、入選と各団体賞が決定されました。
さて、これまで、日本の文化の一つである書道を広く発信する展覧会となるよう準備を進めてきました。今年は、新型コロナウイルスの感染状況は予断を許しませんが、感染対策を万全にして、8月28日(日)、東京都美術館講堂にて表彰式を開催します。
終わりに、本展に出品されました全ての児童・生徒の皆さんが、継続的に書を深く学び、その魅力を感じ、その輪を広げることを心から願っております。           
                         
東京学芸大学書道科同窓会・硯心会理事長
加藤泰弘
    


 
学芸書道全国展作品集
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●会場の様子は以下より見ることができます。(公開までしばらくおまちください)
準備中
音声がでますので視聴の際にはご注意ください。